諸江屋のオトギクズユは可愛くてあったまる金沢土産
諸江屋といえば落雁の老舗店。
観光客がアクセスしやすい金沢駅構内の金沢百番街あんとや、香林坊大和の地下にも支店があり、そちらで諸江屋のお土産を購入することができますが、それらの店舗では見つけることができなかった商品があります。
それがオトギクズユです。
本店なら品切れしてない限り間違いなく置いてあると思いますが、本店は、金沢に残る3つの茶屋街のひとつの、にし茶屋街にあります。綺麗な茶屋も併設しているので、訪れてみる価値は大アリです!
むかしばなしが葛湯になったオトギクズユ
そもそも葛湯とは・・・
葛粉を水で溶いて、砂糖を加えて、透明になるまで鍋であたためたもの。
とろみがあるため冷めにくく身体があたたまり、消化もよいことから、病み上がりに食べたりします。そう言えば私も小さい頃に食べた記憶があります。
そんな葛湯がむかしばなしのパッケージに包まれているのがオトギクズユなのです。
4個いりで648円。
かちかち山、桃太郎、花咲じいさん、金太郎、の4つのむかしばなしです。
箱をあけると、丁寧に包まれたオトギクズユがでてきます。
しかしご注意を!
この黄色いような薄いライムグリーンのような包みのなかには、ちょっと息を吹きかけようものなら、白い粉が宙に舞ってしまいそうなぐらい、繊細な白い粉がはいっています。
なのでビリビリと包みをやぶるときは、ぜひ慎重に。
身体がとってもあたたまる
お椀に白い粉(あられもはいっている)をいれて、お湯を150〜200cc注いで、スプーンで混ぜてできあがり♪
とろみがあるだけでこんなに冷めないものか!というぐらい熱々で、上あごのあたりを軽く火傷しかけるぐらいです。
しかし寒い冬には、身体がとってもあたたまります。
朝に葛湯をトロリと口にいれれば、朝から身体がポッカポカ。
夜眠りにつく前にいただけば、ポッカポカのままお布団のなかへ。
いつぶりかわからないぐらい、とっても久しぶりに食べた葛湯のおいしさに感動して(もしかしたら子供の頃のあたたかな記憶がよみがえったことも大きいのかもしれない)すっかり気に入ってしまいました。
「あーもっとたくさん買ってくればよかった!」
砂糖がはいっているので甘めです。私はあまり甘くない方がいいので、200ccよりちょっぴり多めにお湯を注いでいただいています。